襟つながり
今年は襟に凝る年でもありました。
ニットの襟は基本的に丸、Vネック、フード付き。ちょっと変えてボートネックとかスクエアネックにする時もありますが、襟をつけるという選択肢はなかなか選びません。
なぜならニットをピシッと立てるのは難しいし、表裏もあるし、かぎ針編みって伸縮性があまりないし、襟を付けるデザインってちょっと古いかなと敬遠していました。
ですが突然「ハイネックワンピース作りたいな~シンプルなやつ」と思い立ち、身頃を編みながら…多分細編みで二重にして後ろはプッてボタンで引っ掛けるタイプにしたらいけるのでは…とイメージを作り、その仕様は何ていう名前なのかネットで情報を収集しました。
その名はスラッシュあき。女子プロレスラーぽい。
襟元を編み進めながら試着を繰り返しました。
途中で「もうこれでいいのでは…」と思う時もありましたが、そこで折れたら進歩がない!とスラッシュあきに檄をとばされながら(嘘です)完成させたのでした。
水通しをした完成品を試着して思ったのは「(着心地がよすぎて)着てない!」いや、着てます。
メリノウール100%(この話また別でします)の肌ざわりと軽さ、そして思い通りに出来た襟…。
最近編み上がりの試着をするたびに毎回これ一番好きかもしれんと思うんです。私は性悪だけど、ニットはみんないい子です。